|
![]() |
|
038 関係性のヌード |
![]() ![]() |
ドキドキしていた。 「北の国から」の純クンのナレーションで、よくあるじゃないすか。ドキドキしていた、ってヤツ。あれ。あの感じ。 久々、書店へ行ったら、長島有里枝の写真集が出ていて。タイトル「not six」。その帯のコピーにメッタ撃ちされてしまい。 『女はね、一度は離婚を考えるのよ 長島ひろみ(母)』 とまあ、こんなコピーが書いてあったんですが、ま、とりたてて目新しい文句でもないのですけど、この『(母)』ってトコロに非常にビビったというか。 「not six」は、長島有里枝が7年間に渡って撮影した夫の写真をまとめた写真集。実の娘が夫を撮った写真集の、そのコピーで「一度は離婚を考えるのよ」って実母が言っちゃってる、その重みというか、コワサというか。それは「母親もオンナである」という事実が持つコワサでもあり、とにかく、こりゃスゲエ母子に出会ってしまった、ってことで、私・ナオミ、ドキドキしていた、のでした。 HIROMIXとか流行ってた頃、長島有里枝を知って、その頃からずっと信頼している作家さん。昔、インタビューで「髪を立てたりするのがパンクだ、とか言うのはもう止めようと思う」みたいなこと言ってたのがスゴイ印象的で。私、長島有里枝と同い年で、非常に共感する部分が多いというか。やっぱ年を重ねてゆくにつれ、考え方とか変わって来るじゃないすか。その変わり方の方向性がね、すごく似てる感じがして。私はモロモロ長島有里枝ほど激しくはないのだけど、気が合う感じのするヒトですね。 あと、ドキドキしたもうひとつの原因は、やっぱ夫の写真集という私小説っぽさ、プライベートっぽさ、ね。アラーキーが新婚旅行を撮った「センチメンタルな旅」とか、やっぱ思い出しちゃうよね。でね、夫の性器とか、あと精液までもが写ってたりするんですよ。ま、加工はアリなんだけど。性器ってセンセーショナルだから、どしてもそこばっかヤンヤ言われがちだと思うけど、私がドキドキするのは、夫さんの表情とかそうゆうのも含めて、大切なひとりの人:妻にしか見せないだろうモノ・コトがそこに写ってる、ってことなわけで。それが裸体でも性器でも表情(表情、かなりイイよお!)でも、ホントは当の2人しか知らない/見られないハズのコトが目の前にある、ってことなんですよね。アラーキーもね、「秘密、秘め事をばらすとか、曝け出すことが写真だと思っちゃってるから」と言ってますし、浅野忠信君の素直にしてシンプルなコメントを借りるなら「なかなか見れない」(笑)ってコトなわけで、そのレア感が私をドキドキさせるのですな。あと、他人の秘め事なハズなのに、なぜか「あ、私も知ってる」って感覚が起こりますな。それがステキね。 「not six」とともに、インタビューも是非読みたい!と長島有里枝特集のSWITCHも購入。共鳴しまくりで、私的には半永久保存版のつもりでいるのだが、いかんせん表紙が平井堅なのがチョット(笑)。 |
|